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国連の定めた「国際森林年」である今年、森林保全・再生を訴えるさまざまな取り組みが、全国各地で開催されてきました。そんな中、11月に東京・九段で開催された、国際森林年・国内委員会事務局の特別協力によるイベント、『森のチカラで、日本を元気に。』では、「僕と地球を繋ぐ森」運営事務局もトークセッションに
参加させて頂いたほか、ボクモリ・サポートメンバーであるAKB48のメンバーもゲストとして登場。
日本の森林の現状について考え、森林を守ることの大切さを呼びかけました。


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シンポジウムの前半では、農林水産省林野庁林政部長の末松広行さんと、「僕と地球を繋ぐ森」運営事務局、今井とのトークセッションが展開されました。末松氏からは、国際森林年の制定された背景、日本が担うべき役割について、また森が私たちの日常生活に与えてくれる恩恵について、分かりやすくご説明いただきました。雨水を吸収し、食物や木々を育てる水になり、人々の飲料水を作る森。洪水や、地盤の弱体化による土砂崩れを防ぐ森。日常生活で排出された温室効果ガスを吸収し、酸素を創出してくれる森。その偉大なチカラをもつ「森」の減少で、地球は危機に瀕している状況にあることを、再認識することができました。

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林野庁林政部長の末松広行氏。
「地球が健全であるためには、健全な森が必要。森林が減少している現状を、他人事ではなく、
私たち一人ひとりが認識しなければなりません―。」


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続いて「僕と地球を繋ぐ森」プロジェクトの概要や、これまでの取り組みについて説明。
世界屈指の森林資源国でありながら、まだまだ人の手入れを必要としている日本の人工林の現状
について、また、間伐材の利用を始めとする、都市生活の中で出来る「森林保全アクション」について、
イメージし易い図解や写真を交え、プレゼンテーションさせて頂きました。

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中盤では、ミュージカル「葉っぱのフレディ」のメンバーによる、ミニ・コンサートを実施。
自然の大切さ、命の尊さを表現する、フレディたちのピュアな歌声に、会場全体が癒されました…!
2011年、フレディーズは農林水産大臣より「国際森林年子ども大使」に任命され、森林の大切さや保全の
重要性を広く国民に周知するための活動を行っています。
ミュージカル「葉っぱのフレディ -いのちの旅-」 公式サイト

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後半では、この日のゲストで招かれた、ボクモリ・サポートメンバーでもあるAKB48のメンバーの4人が登場。左から、増田有華さん、小林香菜さん、梅田彩佳さん、秋元才加さん。

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クイズ等も交えた楽しいトークセッションを進めながら、森林についてみんなで考える―。
国際森林年の運動に賛同している彼女達は今年、林野庁企画の啓蒙番組、『僕たちは森のことをどこまで知っているのか話すテレビ(※)』のレポートで、自ら森へ足を運び、さまざまな体験を通じて森の魅力や
価値について学び、シンポジウムでは、その時のエピソードも紹介されました。    

※BSフジ にて平成23年11月5日(土)~11月26日(土) 全4回放送
※フジテレビ系列動画共有サイト「ワッチミーTV」にて平成23年11月30日(水)~12月31日(土)配信
ワッチミーTVリンク) 

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番組のレポートで高知県の森林間伐現場を訪れた時の、梅田彩佳さんと小林香菜さん。
初めてとなった間伐体験では、「一本の木を切るのに一時間もかかった!」と興奮気味に振り返りました。
また実際に「AKB48携帯ストラップ」を制作している、間伐材加工現場を訪れたことも、木の価値やぬくもりを感じる貴重な経験になりました。

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こちらは東京・檜原村を訪れた時の、秋元才加さんと増田有華さん。
都内とは思えない、マイナスイオンたっぷりの森林で「枝打ち」を体験し、「もっと森のことを勉強したくなった」と秋元さん。「この森でコンサートを開いてみたい!」という、増田さんのコメントも印象的でした(笑)

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シンポジウムの最後は、国際森林年に因んだ来場者プレゼントクイズが行われ、彼女達のサイン(焼印)が刻まれた「間伐材掛け時計」がプレゼントされました。こちらはボクモリの間伐材から限定生産された貴重な一品です!

さて、今回のシンポジウムにご来場の方々から寄せられた、アンケートの声からは、
「日本と世界の森を守る為に、何か出来ることを考えようと思います」
「非常に有意義な会。この様な活動はもっと"知ってもらう"ことが、必要だと思います」
「参加型のイベントがあれば、ぜひ参加したい」
「"森を守る"="伐採をしてはいけない"というイメージだったが、人工林が多い日本に、
なぜ間伐が必要なのか、知ることが出来た」
など、我々にとっても励みとなる、たくさんの嬉しいお声を頂きました。
またその一方で、
「もう少し具体的に、僕たちが出来ることの例を教えてほしかった」
「体験が出来る、実務的なイベントがもっとあるといいと思う」
「これほどの心意気を持って活動しておるのだから、チャリティーグッズなど現場だけでなく、
広く販売してほしい」
といった、今後の課題を再確認できる貴重なご意見も多数寄せられました。
これらの声は、今後の運営にしっかり反映させて行きたいと思います。
アンケートへご協力頂きました皆様、本当にありがとうございました。



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2011国際森林年。
この取り組みが、今年一年限りのものではなく、ここからがスタートであることは、言うまでもありません。

森には、人間が本能的に感じることの出来る、ココロとカラダの治癒となるパワーが
溢れていること。人間の命が、森との繋がりなくして、存在し得えないこと。

今一度、この自然の法則を認識して、一人でも多くの方が森林の魅力や価値を感じたり、
森林に入ったりするきっかけが生まれて行くことを願っています。