今からさかのぼること36年。
昭和49年当初は50匹程度のこいのぼりから始まった、四万十川「こいのぼりの川渡し」。 その数は年々増しており、山が新緑に染まる4月~5月になると、今ではおよそ500匹ものこいのぼりたちが、 四万十の清風をうけながら、大空を悠々と泳いでます! 以前、私たちがご紹介した、四万十川の友好河川でもある、東京・隅田川で開催された「四万十町展」。 その時のギャラリーで、来場者のメッセージを託された、あの「寄せ書きこいのぼり」も、まさにこの春、 四万十川の 空を泳いでいたのです。 (四万十町展の記事はこちら)
四万十の夜の闇に忽然と浮かぶ幻想的な灯りは、青空を泳ぐ日中とはガラリと雰囲気が変わる。 また過去には、川幅260mの「ナイアガラの滝」で、200匹の四万十のこいのぼりを泳がせたという逸話も(!)
もともとは古来中国より伝わる風習で、立身出世・武運長久を祈る象徴でもあった「こいのぼり」ですが、 現在では女の子も含めた、家族全員の無病息災を願う、春先の風物詩として変化を遂げています。 ただしその数は年々減少しており、マンションの多い都心部などでは「ベランダサイズ」のこいのぼりが 主流になっています。それはそれで良いのですが、チョットさびしい気もしますね。。。 これまでずっと、子供たちの成長を見守り続けてきた「四万十のこいのぼり」 ここを泳ぐ彼らには、時代に流されることなく、心地よい森の風をいっぱいに受け、 いつまでも優雅に泳ぎ続けてくれることを願っています。 ■「こいのぼりの川渡し」の詳しい情報はこちらをご覧ください。 四万十町役場HP 「観光・イベント情報」 |